
村上建築株式会社
バルコニーの漏水被害・・・
今回の投稿は木造住宅のバルコニーの漏水被害になります。
ぱっと見は何も問題のないように見えますが
お客様によると
① 3年程前に屋根と外壁塗装を地域の専門業者に工事をお願いした。
② 以前から晴れた日でもバルコニーの床下部分から水が垂れてくる。
そして今回、台風の様な強風の日に水の垂れてくる天井が剥がれ落ちた事で
弊社へご相談頂いた流れになります。
調査をすると外壁のサイディングの破損と手摺壁の歪みが酷く
バルコニー床のFRP防水も浮き上がっている状況でした。
ここで私が気になったのは3年前の外壁塗装工事です。
調査時にアルミ笠木の継手部分や幕板材上部へシーリングが行われてなかったのです・・・
おそらく外壁塗装の際にアルミ部分は塗らない事もあり工事中は養生材で覆ってしまうので
最後まで確認することなく外壁の塗装工事のみ行い完了となっていたのではないかと思います。
アルミ笠木からの浸水は多く、現行の物は継手部分からの浸水が起こりにくいように蓋の様な
カバーが付いている物が多いのですが建築された25年前ですとまだ無かったのかなと。
調査後、お客様へ現状見えない壁内部の腐食が酷いと思われる事を報告を行い
後日、ご契約を頂き工事の着工となりました。
手摺壁のサイディングを撤去した画像がこちらです。
雨水の浸水被害は想定していた以上の状況でした。
手摺壁にあるはずの間柱材90㎜×40㎜の木材は殆ど形が無くなっていました。
雨水の浸水以外にもシロアリの発生もありましたが幸いにもバルコニーより内部へは
雨水もシロアリも進んでいなかったので消毒を行い、復旧工事となりました。
床根太の補強と新設を行い、手摺壁を新しく設け、天端には浸水することが出来ない様に
防水テープを下地材へ巻き込み、端部は外壁の外側へ張り伸ばす事で万が一の浸水時も
雨水は外部へ流れ出る収まりにしました。
工事には多くの職人さんがそれぞれの担当する工事の施工に努めます。
それぞれの施工をまとめ管理を行うのが現場監督さんです。
リフォームの場合、監督を配置しないで職人さん達で打ち合わせて進めて行く会社をよく見ます。
村上建築では必ず現場管理を配置し、工事前後の流れや収まりの確認を行います。
もし工事管理を行わずに工事が流れてしまうと今回の様に必要な施工がされずに
不要な工事が数年後に発生することになると考えるからです。
(2025年1月18日)
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